4月29日、自然科学と臨床科学の論文を掲載する電子ジャーナル Scientific Reports に、こんな論文が掲載されました。
タイトルは “Shorter headed dogs, visually cooperative breeds, younger and playful dogs form eye contact faster with an unfamiliar human” – 日本語では、「短頭種、視覚を使う犬種、若くて遊び好きな犬は、知らない人間にもより早くアイコンタクトをする」という感じかな。
犬によって、アイコンタクトをよくするワンコとそうでもないワンコがいます。
飼い主にとってはアイコンタクトは重要で、ちゃんとアイコンタクトできると、「ワンコから信頼されている」と思え、トレーニングやコミュニケーションにもなる。
ワンコとオーナーがアイコンタクトをすることで、「幸せホルモン」と言われるオキシトシンが両方に出る研究結果も。何より、じっと目をみてくるワンコは純粋にかわいい。
この論文では、短頭種の目の特徴に着目。パグやフレンチブルドッグ、ボクサーなどの短頭種は、視覚の中央にある情報を処理する網膜神経節細胞が多く、そのため、真正面にあるもの(飼い主など)に注目しやすい。
一方、お鼻の長い犬種は、正面より周辺視野が優れている。
ということで、
- パグちゃん(に代表される短頭種)は、じっと目を見てくる傾向がある
- 人間は、アイコンタクトする(される)のが好き
- アイコンタクトをしてくるパグをよりかわいく感じる
ということなのかしら。
うん、かわいい。今度は、アイコンタクトに注目して、ミニシュナ天も観察してみようと思います。
Disclaimer: この本文は、pawsome がざっくり論文を読んだ感想を書いたもので、論文の解釈、科学的根拠に責任を負いません。 悪しからずご了承ください。