パグと一緒に暮らして、早いもので10年。 この愛くるしいシワ、困ったような表情、そして愛嬌たっぷりの性格……。パグとの生活は幸せに満ちていますが、たったひとつ、10年経っても解決できない難問があります。
そう、「抜け毛」です。
パグ飼いなら共感していただけるはず。彼らの辞書に「換毛期」という言葉はありません。年中無休、365日が換毛期。 すんごい大変な換毛期と、普通に大変な換毛期があるだけです。
朝掃除機をかけたはずなのに、昼には床にパグ毛のラメが舞い、お気に入りの黒い服は一瞬でグレーに。
「可愛い!」と思って写真を撮っても、見返すとパグ毛が大量に写っていてガッカリしたり。

10年格闘してきましたが、正直、今だに正解が見つからないままです。
他のパグオーナーさんはどう対処しているのかと、国内外(日本からアメリカのRedditまで!)の愛犬家たちが実践している最新の知恵を徹底的に調べてみました。
1. 「洗濯」の常識を疑ってみる
洗濯機で洗っても、乾いた後に毛がびっしり……という絶望。 海外のライフハックで目から鱗だったのが、「洗濯前に乾燥機にかける」という技です。
- ドライヤー・プレ乾燥: 洗う前の乾いた服を、10分だけ乾燥機の「送風」モードへ。これで浮いた毛をフィルターに集めてから洗濯機に入れると、仕上がりが劇的に変わるらしい。
- シリコン製「ファーザッパー」: 洗濯機に放り込むだけで、粘着質なシリコンが繊維から毛を引き剥がしてくれるらしい。
- ペットの抜け毛対策された洗濯洗剤:衣類から抜け毛をはがしやすくし洗うほど衣類に抜け毛がつきにくくしてくれるものもあるみたい。
2. カーペットには「窓用」のアレが効く
掃除機を何度往復させても取れない、カーペットに刺さったしぶとい毛。 これには、窓掃除で使う「スクイージー(水切りワイパー)」が最強らしい。カーペットの犬毛には「ゴム」が効くというので、ゴム手袋でなでる、もアリかも。
ダイソンのミニモーターヘッドも、まあ良く取れます。
3. ブラッシング革命「グルーミング掃除機」
最近のトレンドは、ブラッシングしながらその場で毛を吸い取る「ペット用バリカン掃除機」。 部屋に飛び散る前に根源を断つ。結局のところ、これが一番の近道かもしれません。
最終的な解決策:それは「諦め」という名の愛
いろいろな最新グッズやライフハックを試してきましたが、10年パグと向き合って辿り着いた結論は、意外にもシンプルなものでした。
「パグと暮らす以上、抜け毛をゼロにするのは不可能である」
そう、諦めることも肝心。 海外の掲示板で見つけた素敵な言葉があります。 「これは抜け毛じゃない。愛のラメ(Dog Glitter)なんだ」と。
朝、コーヒーの中に毛が入っていても。 大切な仕事用のスーツに一本の短い毛が刺さっていても。 それは、そこに愛すべきパグがいる証拠。
10年経っても完璧な解決策は見つかりませんでしたが、それでいいのかもしれません。これからも、コロコロを片手に、この「愛のラメ」を撒き散らす相棒と、程よく適当に、そして深い愛と寛容をもって過ごしていこうと思います。せめてもの救いは、パグの相方は毛の抜けないミニシュナであること。まあ、ミニシュナはトリミングが大変だけど。

