13歳の食欲事情。高級フードよりスーパーの袋に心躍るシニア犬の謎

13歳になるミニチュアシュナウザーの天ちゃん。人間と同じで、年齢を重ねると食の好みも頑固になってくるようです。

ここ数年、天の「食べムラ」には本当に悩まされてきました。


「フィールドゲインズ」や「食糧」といった、原材料にこだわり抜いたキロ2,000円クラスのドッグフードをあれこれ試す日々。人間が嗅いでも美味しそうで、これなら間違いないだろうと思うのですが、天の反応は「まあヨシ」程度。

「夢中になってバクバク」というには程遠い食いつきで、一粒ずつ手から差し出せばより食べる、といった具合です。

そんな試行錯誤が続いていた昨年末、私のうっかりミスで天のご飯を切らしてしまいました。


年末年始の休業期間に入っており、いつものフードは取り寄せが間に合いません。慌てて近所のスーパーへ駆け込み、緊急避難的に手に取ったのが、ユニ・チャームの「グラン・デリ ふっくら仕立て」でした。

正直なところ、1kgあたり800円ほどの量産品ということもあり、これまでのこだわりからすると少し複雑な心境でした。ところが、袋を開けた瞬間に空気が変わったのです。

人間には分からないレベルの微かな違いかもしれませんが、犬たちを惹きつける独特の「美味しい匂い」がするようです。驚いたことに、天だけでなく、遊びに来ていた他のワンコまでその匂いに釣られて集まってきました。

天の反応は、まさに「待ってました」の一言。


一粒差し出すと、本当に嬉しそうに、しっぽを振りながら食べてくれます。あんなに苦労していた時間は何だったのかと思うほど。

それからしばらくグラン・デリを続けていますが、ハイシニアの天にとって「ふっくら仕立て」のソフトな食感も食べやすかったのかもしれません。

驚くことに、あんなにこだわっていた高級フードをやめても、毛並みや体調、便の様子に悪い変化は見られません。

「体に良いもの」を食べてほしいという親心も大切ですが、犬にとっての幸せは「今、この瞬間に美味しいと感じるものを食べること」なのかもしれません。

東京で暮らしていると、ついつい「より良いもの、より高価なもの」を選びたくなりますが、天の正直な反応を見て、少し肩の力が抜けました。13歳の冬。今日も一粒ずつ、天の「コレ好き!」という反応を眺めていられるだけで、十分幸せなのかも。

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なお、食糧さんもフィールドゲインズさんも、ハイクオリティ、ハイグレードな良いフードです。天ちゃんはフードに厳しいのでこの反応だったけど、パグ海は、バクバク、大満足。