ペットセーバー講習復習(1) 救命処置

先日参加したペットセーバー講習の復習をまとめてみます。

まずは救命処置から。

 

救命処置:
死の危険性のあるペットの生命を救うために、何よりも優先しなければならない処置。

 

帰宅したらペットの反応がない、ペットシッターとして高齢犬を訪問したら意識がなかった、等のシチュエーションに。

 

Sunny 先生のお手本を見ながら、講習参加者はペアになって、複数回フローを反復しました。「次はどうする?」という先生の問いかけに、みんなで声を出して答えながらロールプレイしたので、ものすごく記憶に残ります。

 

  1. 帰ってきてペットの反応がいつもと違ったら(寄ってこない、起きない、など)まずペットの反応を確かめる。声掛け、手や足で音を出す。
  2. この時点で確実に何かおかしければ、まず車の手配。その後動物病院に連絡。そして救命措置。
  3. 次に、呼吸と脈の確認。片手は大腿動脈、もう片方は呼吸の確認、目で胸、腹の呼吸状態を見る。6 秒以内。
  4. 脈、呼吸が確認できない場合、心臓マッサージと人工呼吸。心臓の位置は、前足関節を曲げたところ。短頭種は仰向けで上からでも良い(胸骨と心臓の距離がどこからでも一緒)。その他の犬種は、横向けで心臓に近い位置から。人間の肘はまっすぐ伸ばし、1/3 まで押す。超小型犬、猫の場合は片手で。1分間に100回のペースで、30回。
  5. 人工呼吸は、2回を1セット -> 心臓マッサージを車がくるまで繰り返す。舌を布でつかみ、下側に位置する奥歯方向に引き、気道確保。顎をあげてさらに気道確保するが、短頭種の場合はもともと気道が短いため、無理に伸ばさないように注意(かえって狭くなる)。パグの場合は鼻と口を一気に覆って吹き込んで良い。鼻がある犬種は鼻から。入れすぎないよう注意。肺のふくらみを見ながら。吹き入れる呼吸量の把握は、普段から呼吸の速さを見ておく。添い寝して呼吸を合わせて。

 

緊急時のために準備すべきこと:
  • 獣医さんの電話番号登録。あわせてカルテ番号もすぐ出せるように登録しておくと良い。
  • かかりつけでなくても、救急対応ができる動物病院も登録しておく。獣医さんは複数登録する。
  • 動物可のタクシーも複数登録しておく。

 

私は緊急用に、上記を書いたカードを複数作り、財布、玄関、お散歩バッグに入れることにします。

 

心拍数の数え方、場所については、こちらのページがわかりやすかったです。
ただ、
※肥満している動物では大腿動脈を触ることができません。
ですって。海ちゃんの脈が取れないのは、私の修業不足か海ちゃんの体重超過か…

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「ウチラをよろしくね」

 

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