何かアピールの激しいパグ海をよそに、先日参加したペットセーバー講習の復習。今日は救急処置のなかでも誤飲時の対応について。
まず、犬は前足を地面についてないとなかなか吐けない。普段から犬の行動、その様子や姿勢を見て、動物が特定の行動をする時に取る体勢を把握するようにしておく (例: 吐く時は、前足をつき背中を丸める、など)。
主な気道異物除去方法は以下 (いずれも、犬が四足すべてを地面につけている状態で) –
- 背部叩打法: 、掌で肩甲骨の間を強めに叩く。
- チェストトラスト法: 手を合掌の形にして犬の胸を挟み、両サイドから強く押す。猫、小型犬に有効。
- ハイムリック法: ペットの背後から両方の手を脇から通し、左手を握りみぞおち上部へ、右手を上から添え、斜め上方に圧迫。大型犬向け。
- 咽頭(嘔吐)反射法: 喉の入り口を外から圧迫。オエッとさせる。
ダイアモンド・オンラインに Sunny 先生の記事がありました。わかりやすい。
小型犬の場合は
- 咽頭反射
- 背部叩打
- チェストトラスト
の順番かな。いずれも、犬が吐くタイミングで押す(叩く)と効果的とのこと。異物が長く喉にあると、窒息して意識を失うケースもあるらしいので、その場合は、躊躇わず心肺蘇生を。
こんなシーンは、想像するだけでぞっとするけど、パグ海も、ミニシュナ天も、犬の習性で大きなガムやアキレスをすぐ飲み込もうとするので、いざという時のためにも教えてもらって良かった。
ちなみに、このペットセーバー講習を受けて、人間の気道異物除去を行い人命を救った例もあるとのこと。